木枯らし吹いて 荒行堂始まる
毎年この時期になると始まる 日蓮宗加行所が 千葉県市川市 中山法華経寺で11月1日入行会が開かれ 明年2月10日までの百日間 行われます。 荒行に身を投じる若い僧侶が一代決心をして 一日7回の水行 昼夜読経三昧 一日二食の白粥に空腹をしのぎ 只今修行中であります。
何と尊いことでありましょう。
私も過去数度荒行堂の瑞門をくぐり、行に挑みました。この時期になると行堂が思い出され水行をしています。というか水行をしたくなる思いにかりたてらます。
私の親友の尼崎のお上人は、初行を出られてから毎年かかさず11月から2月までの百日間水行をされ、通算3600日もされているお上人もおられます。
荒行は命がけのとても辛い修行ですが、なんとも有り難い尊い行であります。
寒水白粥凡骨将死 (かんすいびゃくじくぼんこつまさにかれなんとす)
理懺事悔聖胎自生 (りざんじげしょうたいおのずからしょうず)
京都深草 瑞光寺 慧明日燈師の聖句ですが、百日行の修行僧にとっての金言であります。
厳しい冬の寒さがやってきます。