春のお彼岸中日

眞華院事務局

2009年03月20日 10:58

今日は春のお彼岸の中日です。

中日とは仏教の中道法性をいみするともいいます。太陽が丁度真東からのぼり真西にしずむ、一日の昼夜の長さが同じ日だそうです。

中道とはかたよらない心、とらわれない心。私たち人間はとかく自分中心に物を考え自分に利があるようにばかり願う物です。
しかし、自分にかたよった考え方は争いのもとになり、やがてわざわいになります。

自分も成り立ち相手も成り立つ事を考えてこそ世の中は平和になります。

彼岸(ひがん)とは彼の岸、悟りの世界、仏の世界を意味します。それに対し、われわれ衆生、煩悩欲望の世界を此岸(しがん)といいます。

彼岸会は、未だ彼岸に到達していない精霊が仏の岸に行かれるように願う事と、自分たちもやがて彼岸の岸に辿りつけるようにと精進し、徳を積むことです。


「今日彼岸菩提の種をまく日かな」